- 監修|アーカス探偵事務所
パートナーの浮気の事実を突き止めたいとき、探偵に調査を依頼するのは適切な方法です。
しかしはじめて相談する方のなかには、「探偵の調査っていくらぐらいかかるんだろう」と心配になる方もいるでしょう。
本記事では探偵に調査を依頼した場合の1か月あたりの相場や、費用を安く抑えるポイントについて解説します。
\ 自分の判断で失敗しない為に /
浮気調査は自分で行うことも可能ですが、必ず探偵社の協力や指示を仰いでください。失敗、相手に感付かれたりすると余計な費用がかかることになります。失敗しないためにも「GPS選び」からご相談ください。
浮気調査を1ヶ月間依頼した場合の費用相場
探偵に浮気調査を依頼した場合の費用は、利用する探偵社や、選択する料金プランなどによって異なります。
時間制の料金プランを利用した場合、費用は調査に要した時間で算出されます。1回の調査の相場が2〜3万円なので、それを1日当たり5時間、1週間2〜3回調査にあたった場合、合計金額は計算上約100万円ほどかかることとなります。
一方、パック型の料金プランなら、多くの場合、はじめから調査時間、料金が決まっています。「20時間パック」でおよそ35~50万円、「30時間パック」で60~70万円、「40時間パック」で80~90万円が一般的な相場です。
また成果報酬型の料金プランを設定している探偵社も少なくありません。成果報酬の場合、調査期間や調査回数は関係なく、一律の料金で請求されることが多いです。
その金額は着手金30~50万円、成功報酬が70~100万円ほどが相場。合計で100万円から、高い場合は200万円以上かかるケースもあります。
調査の内容や、難易度、調査時間などによってかかる金額やお得な方法が変わってくるので、よく考えて料金プランを選ぶ必要があります。
探偵が1ヶ月間浮気調査を行う場合に発生する費用の内訳
ここでは、探偵の調査費用の内訳について解説します。
どういった項目に費用がかかるか把握しておくことで、自身の目的に合った料金プランや、妥当な金額の判断がしやすくなるはずです。
人件費
探偵への調査依頼でもっともかかる費用が人件費です。
時間制で調査を依頼する場合、調査員2名体制での費用が1時間あたり約2~3万円。5時間調査する場合、1日当たり10〜15万円ほどかかることとなります。
1か月10回調査をしたとすれば費用は100〜150万円にもなり、想定以上に高額になってしまうケースもありえます。
料金プランを選ぶ際は、調査にどれほどの時間や回数を要するか、事前によく探偵社と話し合っておく必要があります。
必要経費
探偵の調査にはさまざまな経費がかかります。尾行をする場合、ガソリン代や電車代、タクシー代などの交通費がかかります。遠方まで調査する場合、高速道路料金もかかるかもしれません。
日をまたぐ調査なら宿泊代もかかりますし、飲食店で客に紛れて調査する場合は飲食代なども必要です。
このような調査にかかる諸経費の料金設定は探偵社によってさまざまです。基本料金やパック料金に含まれているケースもあるので、事前に探偵社に確認しておきましょう。
手数料
探偵の調査には諸々の経費に加え、特殊な「手数料」がかかる場合もあります。
例えば浮気現場の飲食店に協力を求め、潜入調査や聞き込みを依頼した場合、特殊調査費用として、一般的な経費とは異なる手数料がかかることもあります。
また探偵は調査後に調査報告書をまとめてくれますが、その作成費用が手数料として加算されるケースもあります。
探偵社を選ぶ場合は、人件費や調査に関わる経費のほかに、手数料がかかるかどうかについても確認しておくことをおすすめします。
浮気調査にかかる目的別の期間
探偵の調査期間は一概に「これほどの時間がかかる」と言えるものではなく、調査の難易度や、調査後の目的などによっても変わります。
ここでは浮気調査の期間について、目的別でどれほどの時間がかかるか解説します。
浮気の事実確認が目的の場合
浮気をしているかどうか、その事実確認だけが目的であれば、調査の回数は少なくて済むケースが多いです。1回の調査で不倫現場が押さえられれば、それで調査完了となることもあるでしょう。
ただしターゲットが警戒心が強い場合や、調査のタイミングが合わなかった場合などは、期間が長くなることもあります。
裁判や調停の証拠収集が目的の場合
浮気調査を経たあとに、裁判や調停を考えている場合は、不貞行為の証拠の収集などが必要となり、通常より調査期間が延長される場合があります。
そのような場合、一回浮気現場を押さえただけでは情報不足であることが多く、常習的に不倫を行っている事実や、ラブホテルに出入りしているなど不貞行為の決定的な証拠が必要となることもあります。
ターゲットの浮気行為の頻度が少ない場合は、期間も長期化する恐れがあります。
浮気調査にかかる期間・費用を抑えるポイント
前述の通り、浮気の調査には一定の期間と費用がかかります。それでも「できるだけ安く抑えたい」と考える方も多いでしょう。
ここでは浮気調査にかかる期間や費用を、できる限り抑えるためのポイントを紹介します。
調査実施日と場所を見極める
浮気の現場を押さえるには、どの日にターゲットが浮気をしそうか、相手とはどこで会う予定か、正しく見抜く必要があります。
探偵と詳しく話し合い、どの日に調査にあたればよいのか見極めるよう努めましょう。ターゲットの行動パターンを観察し、違和感のないよう、スケジュールを聞き出すことも有効です。
ミスなく浮気の日時を把握できれば、調査にかかる期間も短くなり、余計な費用もかかりにくくなります。
自分で事前にある程度集める
探偵への調査依頼に加えて、依頼人自身でも掴めそうな浮気の証拠があれば集めてみると良いでしょう。携帯電話の通話やメールの履歴を見たり、GPS機能で居場所を確認できる場合があります。
ただし、ターゲットに浮気を疑っていることがバレてしまうと、相手から余計に警戒されたり、不信感を持たれたりする恐れもあります。
探偵に依頼していることも、依頼者の行動からバレるケースもあるので、あくまで慎重な対応が求められます。
最終目的を明確にして優先順位を決める
漫然と浮気の調査を依頼するのではなく、どのような目的で探偵へ相談するのかを、依頼人自身が考えておきましょう。
単に浮気しているかどうかの事実確認をしたいのなら、調査も短期間で済むことがあります。しかし、慰謝料請求や離婚も視野に入れているのなら、より入念な調査や複数回にわたる事実確認が必要となります。
調査の回数や期間は費用に直結するので、事前に調査にかけられる予算や、明らかにしたい項目の優先順位を決めておくことが重要です。
追加費用の有無を確認する
探偵の利用料金は、人件費や諸経費に加えて、特殊な手数料などがかかる場合もあります。
料金の設定は探偵社によりさまざまで、なかには基本料金に加えて、追加手数料が上乗せされるケースも少なくありません。
優良な探偵社はホームページなどに明確な料金設定を記載しています。また、調査を開始する前に、依頼人とも入念な料金の確認が行われるでしょう。
調査費用を抑えたいなら、余計な手数料がかからないかどうかチェックしておくことが大切です。
調査力の高い探偵会社に依頼する
探偵のリサーチ能力は、調査にかかる費用にも直結する要素です。調査力の高い探偵社なら、結果にいたる期間も短くて済み、余計な費用などもかからないでしょう。
逆に調査力がなく、有力な浮気の証拠をつかむのに時間がかかったり、機材の品質が悪く決定的な写真や動画が撮影できなかったりした場合、調査期間は伸び、結果的に費用がかさむ恐れもあります。
探偵会社に依頼する際は、料金の安さばかりでなく、その調査実績や、利用者の評判などもチェックしておくと良いでしょう。
優良な探偵社は24時間365日体制で無料相談を受け付けていたり、詳細な見積もりを出してくれたりなど、利用者思いの体制を整えています。
浮気が発覚して受け取れる慰謝料はどれくらい?
慰謝料の請求を目的として、探偵に調査を依頼する方も多いでしょう。そこで気になるのは、いったいどれくらいの金額が慰謝料で請求できるのかという点です。
ここではパートナーの浮気が発覚した際に受け取れる慰謝料の相場をご紹介します。
婚姻関係を継続する場合
浮気発覚後も、夫婦関係を維持する場合、慰謝料の相場は平均で50〜100万円ほどと言われています。離婚するケースに比べ、婚姻関係を継続する場合のほうが安くなる場合が多いです。
そもそも慰謝料の金額は当事者間で決めることができ、確実な金額設定などがあるわけではありません。
ただし浮気で受けた精神的ダメージなども金額に加味されることもあり、婚姻関係の継続が金額が下がる要素となることも少なくありません。
別居する場合
パートナーの浮気発覚後、婚姻関係は維持しつつも、別居することとなった場合、同居の場合よりも慰謝料の金額は上がる場合があります。金額としては50~150万円ほどが目安と言えるでしょう。
この場合も浮気された側の精神的苦痛などが考慮されるため、なかには慰謝料が200万円以上になることもあります。
離婚する場合
浮気が発覚したことが原因で、婚姻関係を解消し離婚する場合は、慰謝料金額は100~300万円ほどとなるケースが多いです。
ただしこの場合も、浮気の状況や、精神的ダメージなども関係するため、実際の慰謝料の金額は一定ではありません。
妥当な慰謝料額などを把握したい場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
自力で浮気調査を行うときの注意点
調査の専門家である探偵と違い、素人が浮気調査を行うと、新たなトラブルを招くなど、かえって逆効果であることも少なくありません。
ここでは依頼人が自力で調査を行う際の、注意しておくべきポイントを紹介します。
相手にバレる可能性が高い
自力で浮気調査を行った結果、ターゲットから怪しまれ、調査をしていることがバレるケースも少なくありません。
尾行や張り込みがバレたり、GPSや発信機が見つかってしまうこともあるでしょう。
探偵は都道府県公安委員会に届出を提出し、探偵業法にのっとり調査をしているため、違法な調査は行いませんが、依頼人は調査がエスカレートし、浮気相手の車両を傷付けたり、誤って住居侵入罪などを犯す恐れもあります。
なかにはターゲットから調査していることを問い詰められ、探偵に依頼していることまで白状してしまうケースも見られます。
浮気を疑っていることがバレれば、その後の関係修復や、調査の継続がむずかしくなることも少なくありません。
自身で浮気調査を進めることも必要ですが、バレてしまっては意味がないので、あくまで「できる範囲」での調査に留めることが大切です。
浮気現場を目撃するためダメージが大きい
浮気調査では、配偶者やパートナーが他人と会っている場面を目撃することとなるため、精神的ダメージが大きいです。
事実を明らかにしたい気持ちがあっても、実際に現場に立ち会うことで、想像以上にショックが大きく、健康を害してしまうことなどもありえます。
探偵会社のなかには、浮気の被害者の心のケアや悩み相談などに力を入れている業者もあります。
慰謝料請求や裁判で有利になる証拠が得にくい
慰謝料請求や離婚裁判を想定している場合は、詳細な調査による明確な浮気の証拠を得なけれないけません。
不貞行為が行われた確たる証拠や、浮気現場の明確な画像などが必要となることもあり、素人の自力での調査ではそこまで探り切れないことも多いです。
自力での調査で証拠がつかみきれない場合は、やはり費用をかけてでも探偵に相談したほうが良いでしょう。
探偵なら調査に関するノウハウを持っているだけでなく、詳細な調査報告書など、裁判で使える資料を整えてくれる場合が多いです。
浮気調査の費用に関するよくある質問
探偵への調査依頼費用は、高額になることも多いです。調査を依頼する前に、疑問点をクリアにしておきましょう。
探偵の浮気調査の費用相場に幅があるのはなぜ?
探偵へ調査を依頼した場合の費用相場に幅がある理由は、各探偵社の料金設定やスキル、設定条件や会社のポリシーなどに違いがあるためです。
一口に探偵会社と言っても、調査員の人数や稼働時間、保有している機材、調査の範囲や過去の実績などそれぞれ差が見られます。
割安な料金を売りにしている企業もあれば、費用をかけてでも調査の質にこだわる探偵社もあるでしょう。
また調査にかかる費用は、調査期間やターゲットの警戒度合いなどによっても変わってきます。
探偵に依頼をする場合は、調査の目的は何なのか、どの程度の結果を求めているのかということを、依頼者自身が明確にしておくことが大切です。
浮気調査が白だったときに考えられるケースは?
浮気調査を行った結果、浮気の事実はなく、ターゲットが「白」だったというケースも当然ありえます。
探偵に調査を依頼している場合、相手が白であった際の費用の有無は利用している料金プランによって異なります。
なかには浮気の事実がない限り料金がかからない探偵社などもあるため、事前に料金プランの内容を確認しておきましょう。
浮気調査の支払い方法で気をつけるポイントは?
探偵への浮気調査の費用ではじめに気を付けておくべきは、全体的な金額がいくらなのか、想定外の追加料金がかからないかを明確にしておくことです。
また前払いなのか後払いなのか、あるいは調査が失敗した場合やターゲットが白だったときの支払い条件など、状況による金額設定も確認しておくことが大切です。
優良な探偵社であれば、調査を開始する前に契約書を作成し、内容についても詳しく説明してくれるはずです。
まとめ
探偵への調査依頼費用は、利用する探偵事務所や選択する料金プランによって大きく異なります。
また調査の日数や内容によっても必要な費用が変わるため、調査目的を明確にしておくことも大切です。
納得のいく調査結果を得るために、信頼のおける探偵社や料金プランを選択しましょう。
浮気調査に関するご相談は、日本探偵業認定調査士連盟(cif連盟)までご相談ください。
\ 自分の判断で失敗しない為に /
浮気調査は自分で行うことも可能ですが、必ず探偵社の協力や指示を仰いでください。失敗、相手に感付かれたりすると余計な費用がかかることになります。失敗しないためにも「GPS選び」からご相談ください。