- 監修|アーカス探偵事務所
パートナーに浮気の疑惑がある場合、相手を問い詰めなければいけない場面が出てくるでしょう。しかし正しい問い詰め方を理解していないと、望んでいた答えが得られないどころか、状況が悪化する可能性もあります。
また、浮気を問い詰めることで相手が逆ギレし、話し合いが進まないケースも少なくありません。
本記事では、浮気を問い詰めた際に相手が見せる反応や、逆ギレする理由、浮気の正しい追及方法などについて詳しく解説します。
ご自身で問い詰める場合は準備(証拠・別居の目途など)が整ってからにしてください
\ 自分の判断で失敗しない為に /
証拠もなく感情で追い詰めると「生活費をくれない」など、今後の生活に支障をきたこともあります。行動を起こす前にまずはご相談ください。
浮気を問い詰めたときの反応で対処法は変わる?
浮気の真相を問い詰めた場合、相手によって反応は異なります。素直に浮気を認めることもあれば、浮気を認めたものの、その内容に嘘が含まれているケースもあるでしょう。
また、頑として浮気の事実を認めず、話し合いが平行線をたどることもあります。
素直に浮気を認めた場合
相手が浮気の事実をはっきりと認めた場合であっても、すぐに安心できるとは限りません。その場を適当に取り繕っているだけで、再び浮気行為を行う可能性もあるためです。
相手が素直に浮気を認めた場合であっても、すぐに許すのではなく、冷静に今後の対応について話し合うことが大切です。その際会話の内容を録音したり、弁護士に立ち会ってもらい誓約書を書かせたりするなど、二度と浮気に走ることがないよう、記録を残すことも有効です。
頑として浮気を認めない場合
浮気を問い詰めても頑なにその事実を認めようとしない人もいます。不愛想な態度をとるばかりで話をうやむやにしようとしたり、巧妙な言い訳で事実関係をごまかそうとしたりすることもあるでしょう。
そのような場合も、相手が言い逃れできないような、確固たる証拠を示すことが重要です。スマホ上のLINEのやり取りや、写真、音声などの証拠を突きつければ、相手が浮気を認めざるを得ない状況を作り出せます。
浮気を問い詰めたときの怪しい反応
夫や妻に浮気を問い詰めた際、どのような反応が返ってくるでしょうか。シラを切ろうとしているときの言い訳や、図星なときのとっさの様子の変化には、典型的なパターンがあります。
以下のパターンを把握しておくことで、相手の考えていることや、思惑について察しがつき、浮気の事実を確かめたり、話し合いを有利に進めたりしやすくなるはずです。
質問に答えられない
浮気などしていなければすぐに答えられるような質問に、スムーズに返答できない場合は、浮気の疑いがあるでしょう。
「あの日どこに泊まったの?」「何度も連絡を取り合っている相手は誰?」などの質問は、隠し事がなければ一言で答えられるはずです。しかし、瞬時に回答できなかったり、はぐらかそうとしている場合、相手に何らかの「答えたくない理由」があるサインかもしれません。
質問に対して「なんでそんなことを聞くの?」と質問で返してきたり、不機嫌な態度になったりする際も、相手の浮気を疑って良いでしょう。
視線が定まらない
言い訳を考えたり、しらばっくれようとしたりしている人を見破る際に注目すべきは「目の動き」です。「目が泳ぐ」という言葉にもあるように、動揺している人に共通する特徴として、視線が定まらなくなることが挙げられます。
これは必ずしも、目線が泳ぐ場合だけでなく、逆にじっとこちらの目を見つめてきたりする場合も同様です。
いずれにしてもパートナーの目の動きに変化や違和感が感じられる場合、相手は何かしらの理由でうろたえている可能性があるといえます。
口数が増える
浮気を問い詰めた際、無口になったりしどろもどろになったりする人がいる一方、なかにはかえって口数が増えるようなタイプの人もいます。相手をなんとか言いくるめようと躍起になり、かえってその口ぶりが饒舌になることがあるのです。
このような場合、相手はその場をなんとかやり過ごそうとしている可能性が高いです。相手のペースにのまれてしまわないよう、言い逃れできないようなゆるぎない証拠を得ておくことが大切です。
浮気の話題を避ける
浮気をした事実にうしろめたさを感じている人は、自分と直接的に関係のない浮気の話題も、極力避けようとする傾向が見られます。
例えば第三者の浮気に関する話題をふったり、浮気をすることへの考え方などを尋ねた際に、話題をなんとか逸らそうとしている場合、相手は浮気の発覚を恐れている可能性があります。
何の脈絡もないようなタイミングで、不意打ちのように浮気の話題を投げかけてみれば、やましい思いを抱えている相手は、何らかの不自然な反応を見せるかもしれません。
浮気を問い詰めたときに逆ギレする理由は?
浮気を問い詰めた際に、事実を素直に認めたり、謝ったりするのではなく、かえってこちらに対して怒りの態度を見せる人も少なくありません。
逆ギレは、浮気を問い詰めた際の典型的な反応のひとつといえます。
自分の行動を正当化したい
不倫行為をしたことにうしろめたさを感じつつも、なんとか自身の行動を正当化しようとした結果、それが逆ギレという態度に表れることがあります。
こちらの質問に答えようとせず、「どうしてそんなことを聞くんだ?」と逆ギレしてくるような場合、それはかえって自分の行為の妥当性を示すために、動揺している可能性が高いです。
自分のプライドを守りたい
特に男性はプライドが高く、自分の不貞行為などを認めたがらないケースも多いです。なんとか女性の追求を怒りで押さえ込み、浮気の事実をごまかしたり、自身の行為を正当化したりしようとする意図が見受けられます。
男性に逆ギレされると恐怖を感じ、その場の雰囲気にのまれて引き下がりそうになる女性も多いと思いますが、問題を解決するためには、あくまでも冷静に対応することが大切です。
浮気を問い詰める前に準備すべきこと
相手に浮気の疑いがあっても、何の準備もなく問い詰めると、話をはぐらかされたり、逆ギレされたりして、かえってこちらが不利な立場に置かれる恐れもあります。
ここでは浮気を問い詰める前に準備しておくべきことについて解説します。
夫婦関係を今後どうしたいのか考えておく
浮気が事実だったとして、その後夫婦の関係をどのようにしたいのか、こちらの意思を固めておくことが重要です。
二度と浮気をしないよう相手に誓わせ関係の修復を図るのか、あるいは離婚を選び、慰謝料を請求するのか、選択肢はひとつではありません。
当然、意思を決めるのは辛く、容易なことではありません。しかし「今後どうしたいのか」が決まっていないままパートナーの浮気を問い詰めても、かえって関係性が悪化したり、相手に言いくるめられたりして、根本的な解決にいたらない恐れがあります。
確固たる証拠を用意しておく
夫婦やカップルであれば、パートナーの不穏な態度や、不自然な行動から直感的に浮気を勘づくこともあるでしょう。また頻繁に予定を聞いてくるなど、普段の生活のなかでの行動の変化に、怪しさを感じることもあるかもしれません。
しかし浮気に関する明確な証拠がないまま相手を問い詰めても、嘘をつかれたり、逆ギレされたりして、その場をはぐらかされてしまう可能性があります。
浮気を問い詰める際は「愛情が薄れた気がする」「なんとなく怪しい」といった漠然とした感覚で行うのではなく、浮気現場の写真や、浮気相手とのやりとりの音声など、言い逃れできない証拠をつかんでおくことが大切です。
探偵に浮気の証拠をつかんでもらう
「浮気の証拠をつかんでおくことが重要」と言われても、それを得るのは簡単なことではありません。
「マッチングアプリに登録していた」「女性のメル友がいた」程度の「弱い証拠」では、相手はそれらしい理由を付けて言い逃れを図るかもしれません。
そのような際、探偵に調査を依頼することも有効です。探偵は、浮気や男女関係に関する調査も受け付けており、探偵業法に基づいた合法的な調査のもと、報告書として結果をまとめてくれます。
自分では調査しえない場所、時間に行動できるほか、面識のない人物の前では相手も警戒心が薄らぐ可能性が高いです。特に離婚や慰謝料の請求などの意思が固まっている方は、探偵への調査依頼も検討して良いでしょう。
正しい浮気の問い詰め方
相手に確実に非があるような場合でも、具体的にどのように話を切り出したらいいのか、またどのように議論を進めたら良いのか、イメージがわかない方も多いでしょう。
無計画に追及を行うと、話し合いが前に進まず、関係のさらなる悪化を招きかねません。浮気の問い詰め方には、正しい方法があるのです。
浮気をしていないか直接聞く
浮気を問い詰める一つ目の方法は、単刀直入に浮気の事実を聞くことです。じっくり話ができるようなタイミングで、はっきりと「浮気しているよね」と問い詰めるのです。
事前に「話がある」などと伝えると、相手が身構えたり言い訳を考えたりする恐れがあります。また、浮気を自白させようと間接的な質問などをしても、相手に警戒され、かえって言い逃れの余地を与えてしまうかもしれません。
証拠を見せて浮気を認めさせる
疑惑の段階で浮気を問い詰めても、もっともらしい言い訳ではぐらかされてしまう可能性があります。また、相手が「なんでそんなこと聞くんだ?」などと逆ギレし、浮気について否認するばかりで話し合いが一向に進まない事態にもなりかねません。
一方、デート現場の写真や、否定しようがない音声データ、明確な恋愛関係が読み取れるメール画像などを示せば、相手も浮気を認めざるを得ません。
今後について話し合う
浮気の事実が明らかになったら、そこで終わりにせず、今後についての話し合いへつなげることが大切です。関係の再構築を図るのか、あるいは離婚したいのか、こちらの意思も相手に伝えましょう。
関係修復を図るのであれば、相手に二度と浮気しないことを誓わせるとともに、浮気にいたった理由や、その根本的な原因について議論しましょう。離婚するのであれば、慰謝料の請求や子供の親権、財産分与などについても決定する必要があります。
浮気を問い詰めるときの注意点
浮気を問い詰めることは容易なことではなく、不安に感じることも多いでしょう。しかし問題を解決に導くには、あくまで冷静にことを進める必要があります。
感情的にならず冷静に話し合いを進める
パートナーの浮気が発覚した場合、ショックを受け、気持ちが落ち込むのは当然のことです。ただし、浮気を問い詰めるときには、あくまで冷静に、取り乱さずに話し合いを進めることが肝心です。
突然浮気を問いただされた相手は、大きな動揺を見せるかもしれませんが、こちらまで感情的になっては、根本的な解決にはいたりません。
一方的に問い詰めない
浮気をされた側としては、当然パートナーの行為を責めたくもなりますが、一方的に浮気を問い詰めることは賢明な態度とは言えません。相手が感情的になっているときは、一方的に問い詰めることが、かえって状況を悪化させる恐れもあります。
浮気を問い詰める際に大切なのは、今後のことについて建設的な話し合いを深めることです。特に関係の修復を図りたい場合は、相手の言葉にも耳を傾ける必要があるでしょう。
逆ギレされて問題解決の行動を止めない
浮気を問い詰めた際、相手が冷静さを失い、逆ギレすることがあるかもしれません。浮気の証拠を突き付けても、「携帯を無断でチェックする」ことは家族でも許されないなど、論点をすり替えて反撃してくる可能性もあります。
しかしそのような場合でも、喧嘩や言い争いになるような事態は避けるべきです。重要なのは相手を言い負かすことではなく、問題の解決を図ることです。
浮気を問い詰めるときのよくある質問
浮気を問い詰める際に何よりも避けるべきなのは、建設的な話し合いにならず、トラブルに発展してしまうこと。そのような状況を避けるためにも、以下の内容を理解しておく必要があるでしょう。
浮気を認めず嘘を突き通す心理とは?
浮気を問い詰めた際、相手が事実を認めず嘘を突き通そうとする背景には、現在の夫婦関係や家庭を壊したくないという心理がある可能性があります。
また浮気が明るみに出ることで、仕事仲間や友達との関係、社会的地位などに悪影響がおよぶことを恐れているのかもしれません。また単に浮気相手と別れたくないという思いがある場合もあります。
浮気を問い詰めると逆効果になる?
浮気を問い詰める方法を誤ったり、確実な証拠が確認できない状態で追求したりすると、かえって事態が悪化し、逆効果になる場合があります。
浮気を問い詰めるときは、相手が言い逃れできないよう、確固たる証拠をつかんでおくことが大切です。
まとめ
浮気を問い詰めるのは辛いことですが、大切なのは冷静に今後についての話し合いを深めることです。
そのためには相手に嘘を突き通されたり、はぐらかされたりされることのないよう、明確な証拠をつかんでおくことが重要です。
浮気調査に関するご相談は、日本探偵業認定調査士連盟(cif連盟)までご相談ください。
\ 自分の判断で失敗しない為に /
証拠もなく感情で追い詰めると「生活費をくれない」など、今後の生活に支障をきたこともあります。行動を起こす前にまずはご相談ください。